「お見合いの目的とは何か」と、いつも新しく入会のためにご来所いただいた方にお聞きすることにしています。たいていの方のお答えは、しばらく考えてから「結婚の為にしっかりとお相手をチェックすることです」などと回答いただきます。その答えでは、残念ながら０点です。
以前に、こんな方が会員（女性）様にいっらっしゃいました。当センターではお見合いのあと、当日なるべく早めにどうするかの判断（交際希望か否か）を知らせてくるように促していますが、その会員様は、当日は、まだでした。その間、お相手の相談所から報告がありました。それは「きっとお宅の方のお嬢さんからお断りになると思いますので、こちらの男性は、交際希望なしということで、よろしくお願いします」という連絡でした。
「まだ当人から報告がありませんが、了解しました」としか返事ができませんでした。しばらくして当方会員の女性から連絡があり、「交際希望でお願いします」という連絡でした。とりあえずお相手からは交際希望なしであることを伝えて、改めてお相手の相談所に当方女性が交際希望であることを伝えました。当然のこととして、お相手相談所の担当者は「先ほど交際希望なしとお伝えした筈ですが、」とのことでした。
そこで、なぜ「お相手女性からお断りの筈だから、当方もお断りです」などという回答になったのかを検討してみました。彼女は、やはりお見合いの面談中、ずっともちろん隠しながら第三の手で記録シートにお相手男性のチェック（点数づけ）をし続けていたのです。とうぜん彼には、容易にそのことは感知されていた筈です。そのようなお見合いの面談からは、お相手がこれから交際を希望する素敵な異性であるという認識は、決して生まれてはきません。最初のその答えは０点である、という理由がお分かりいただけましたでしょうか。
お見合いの目的は何かということの正しい回答は、お相手にぜひもう一度お会いしてお話してみたいと思わせることです。つまり、お相手に交際希望という返事をいただくことです。こちらが交際希望なしの事例でも同じです。そのためには、どうすれば良いのかがそれが「お見合い戦略」ということになります。
婚活サポート泉北情報センター（野々山）